※本記事はアフィリエイト広告を含みます。紹介する製品はすべて筆者が自費で購入して使ったもので、メーカーからの依頼・提供はありません。

「朝洗ったのに、昼前には額も鼻も頬も光っている」「ベタつくから、保湿はしていない」。気になって、1日に何度も顔を洗っている——そんな心当たりはないでしょうか。

けれど、皮脂は洗って落としても、およそ2時間で普段の量に戻るという研究があり(Rode ら 2000)、洗う回数を増やしてもテカりにはなかなか追いつけません。一方、ニキビの塗り薬で治療中の日本人男性の試験では、治療薬による乾燥が保湿した側だけ和らいでいました(Munehiro ら 2012)。保湿を省く理由も、実は見当たらないのです。

この記事は、元化粧品原料開発技術者の視点からまとめました。筆者自身は乾燥肌で、皮脂の多い人向けとされる洗顔料や乳液を「乾燥肌の私には物足りない」と感じた記録があり、その軽さを物差しに製品を選びました。紹介するものは、すべて自分で買って使ったものです。

朝夜の手順を「何を・どこに・どれだけ」まで示し、洗顔料を1日2回にとどめる理由、保湿を省かない理由と量の決め方、季節の調整、費用まで扱います。今使っている3本でも試せるので、洗う回数を増やしたり保湿を我慢したりせず、今夜から始められます。

結論から言うと、顔全体が朝からベタつく人は、洗顔料を朝と夜の1日2回に。保湿は省かず、軽い乳液を薄く顔全体に、が当サイトの提案です。昼のテカりには、洗う回数ではなく、押さえて日焼け止めを塗り直すことで対応します。

脂性肌メンズの朝夜スキンケア早見表——顔全体がベタつく人は朝も洗顔料、保湿は薄く全体に

迷ったら、まずはこの基本3本から。肌タイプ診断で挙げた脂性肌の基本3本と同じ製品ですが、今使っている3本があるなら、買い替えずに同じ順番と量の考え方で試してかまいません。

タイミング使うものどこに・どれだけポイント
朝①
洗顔料
CeraVe フォーミング フェイシャルクレンザー顔全体に行き渡る量を、濡らした顔になじませるぬるま湯で流す
朝②
保湿
CeraVe PM フェイシャル モイスチャライジング ローション顔全体に薄く広げ、届かない所だけ少し足す。首にも洗ったらすぐ
額・鼻も省かない
朝③
日焼け止め
ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス顔に1円玉1個分×2回、首にもテカりやすくても薄くしない
夜①
洗顔料
CeraVe フォーミング朝と同じぬるま湯でよくすすぐ
夜②
保湿
CeraVe PM朝と同じ洗ったらすぐ

朝も洗顔料で洗うこと、保湿を薄く顔全体に塗ることは、顔全体が朝からベタつく人への当サイトの提案です。CeraVeの2本はメーカーが量の数値を示していないので表の量も提案で、日焼け止めの量は環境省が示す顔への参考量です。CeraVe PMはメーカー(米国公式)が夜の使用を案内していますが、筆者は朝夜に使っていました。

役割基本3本こんなときは
洗顔料CeraVe フォーミング毛穴の汚れが気になる日だけ
メラノCC ディープクリア酵素洗顔
保湿CeraVe PM量で合わせる
日焼け止めビオレUV敏感フラグ
→ ミノン UVマイルドミルク

保湿はCeraVe PMの1本を、季節や部位に合わせて量で調整します(季節の調整)。

次に当てはまる人は、手順や製品を替えるのが当サイトの提案です。

  • 頬だけつっぱり、テカるのは額と鼻だけ → 混合肌かもしれません(混合肌のスキンケアへ)
  • 冬などに頬のつっぱりが数日続く → 季節の調整の順で
  • 敏感フラグ(髭剃り後にしみる・赤くなる等)があり、原因の製品は分からない → まず日焼け止めだけ替える(後述)
  • 特定の製品を塗るとしみる・赤くなる → その製品を先に中止(後述)
  • 美容液を足したい → 基本3本に慣れてから1本ずつ(後半で)

40代男性のテカりで起きていること——皮脂だけでなく、キメと肌色も関わる

男性の肌は女性に比べて皮脂が約3倍多い一方、角層(肌のいちばん外側の層)の水分は半分以下だったという企業の測定があります(ポーラ化成工業 2009・20〜50代男性45名)。日本人男性49名の平均では、鼻の皮脂は頬の約4倍でした(マンダム 2006)。

年齢との関係は、研究で分かれます。額や鼻の皮脂は年齢を重ねても出続けるという日本人男性の測定があり(大西ほか 2007)、海外にも男性の皮脂は高齢まで大きく変わらないという研究があります(Pochi ら 1979・Luebberding ら 2013)。一方で加齢とともに減るとする研究もあり(Jacobsen ら 1985)、40代だから自然に落ち着く、とは限らないのです。

では、テカりの見え方は皮脂の量だけで決まるのでしょうか。中高年男性の額のギラつきを調べたマンダムの研究(日本人男性20名・30〜40代中心)では、ギラつきとの関連が最も大きかったのは皮脂の量で、キメの乱れや肌色の暗さにも関連が見られました(山口ほか 2010)。

ちなみに「乾燥すると皮脂が増える(インナードライ)」を直接示した研究は見つかっていません(よくある質問)。

脂性肌の朝のスキンケアの順番——洗顔料→保湿(薄く全体に)→日焼け止め

朝は3ステップで、髭を剃る日は洗顔の後に剃ってから保湿へ進みます(後述)。

ステップ1 朝からベタつくなら朝も洗顔料で——ぬるま湯で流し、熱いお湯とこすり洗いは避ける

この記事の対象は、起きた時点で顔全体がベタつく人です。混合肌・乾燥肌の記事で「ベタつく朝は洗顔料」とした、その朝が毎日来る人には、夜と同じ洗顔料で洗うことを提案します。ベタつかない朝はぬるま湯だけでもかまいません(回数の根拠は後半で)。

メーカー(米国公式)の使い方は、ぬるま湯で肌を濡らし、円を描くようになじませて泡立て、よくすすぐ。量の数値の目安はないので、顔全体に行き渡る量を取り、熱いお湯は避けてこすらずに洗いましょう(湯温の研究は乾燥肌のスキンケアで)。

CeraVe フォーミング フェイシャルクレンザーは海外製品(筆者は並行輸入品を購入)で、エタノール・香料の表示はなく、洗浄成分はアミノ酸系など3種類。乾燥肌の筆者には保湿感が物足りず、洗い上がりに軽いつっぱりを感じたので、そのさっぱり感を踏まえて、皮脂の多い人の朝夜の1本に据えています(評価は洗顔料5選)。

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ステップ2 保湿はCeraVe PMを薄く顔全体に——テカる所も省かない

洗ったらすぐCeraVe PMを手のひらに少量取り、まず顔全体に薄く広げ、届かなかった所にだけ少し足して首にも塗ります。額や鼻がテカりやすくても省かずに薄く、が当サイトの提案です(量の決め方は後述)。

メーカー(米国公式)の案内は「夜に顔と首へ」ですが、筆者は朝夜に使い、朝に日焼け止めを重ねても問題ありませんでした。海外製品(並行輸入品)で、シア脂やワックスを含まない軽めの乳液。エタノール・香料の表示はなく、ナイアシンアミドも入っていますが、本記事では保湿剤として扱います(成分の研究はナイアシンアミドの解説で)。

乾燥肌の筆者が顔と首に朝夜塗って28日で使い切ったときは「乾燥肌の私には物足りない」と感じ、その軽さを踏まえて、まず薄く始めることを提案しています(評価はナイアシンアミド配合保湿剤3選・保湿剤4選)。

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ステップ3 日焼け止めは、テカりやすくても薄くしない——顔全体と首へ

日焼け止めを手順に入れるのは、テカりとは別の話で、紫外線対策のためです(環境省 紫外線環境保健マニュアル2020)。ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスはSPF50+・PA++++の化粧品。メーカーは「白浮きせず、ベタつかない」と案内し、顔や首は基礎化粧品で整えた後に、としています。筆者は顔・首・腕に使って40日で使い切りました(評価は日焼け止め3選)。

メーカーの量は「適量を少量ずつ」なので、環境省が示す顔への参考量(液状なら1円玉1個分)を塗り、もう一度同じ量を重ねるのが当サイトの提案です。保湿がなじんでから重ねるとムラが出にくく、汗をふいた後はこまめに塗り直すようメーカーも案内しています(量の根拠と塗り直しは混合肌の記事・日焼け止め完全ガイド)。

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髭を剃る日は「洗顔→剃る→すぐ保湿」——日焼け止めはその後

順番は、洗顔料で洗う→濡れた毛にフォームかジェル→剃る→すぐCeraVe PM→日焼け止めです(根拠は混合肌の記事の髭剃りの項)。

脂性肌の夜のスキンケア——洗顔料で皮脂と汚れを落とし、すぐ保湿

夜は2ステップで、洗顔料には1日の皮脂と汚れ、朝の日焼け止めを落とす役目があります。

ステップ1 夜も同じ洗顔料で——毛穴の汚れが気になる日はメラノCC 酵素洗顔

手順は朝と同じで、ぬるま湯でよくすすぎます。CeraVeは時間帯を指定していないので、朝夜で洗顔料を替える必要はありません。

CeraVeの公式に日焼け止めの記載はないので、目安は日焼け止め側の表示です。ビオレUVは洗顔料・全身洗浄料、キュレルUVは顔なら洗顔料・メイク落としなど、ミノンは洗顔料などで落とせる(顔はメイク落としだとより落としやすい)と各社が案内しています。

毛穴の汚れが気になる日だけCeraVeの代わりに使うのが、メラノCC ディープクリア酵素洗顔(化粧品)。石けんベースに酵素(洗浄成分)とクレイを配合し、毛穴汚れをからめ取るとメーカーが案内する洗顔料で、量はチューブの表示で「清潔な手のひらに適量(約2〜3cm)」です。

筆者は家族と共用で約2週間使い、つっぱりはないもののしばらくすると乾燥感がありました。香料を含むので、敏感フラグがある人はCeraVeのままに(使い分けは洗顔料5選)。

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ステップ2 洗ったら時間をあけずにCeraVe PM——量は朝と同じ

朝と同じ量を顔全体に薄く、首にも。夜という時間帯と、顔・首に塗る部位はメーカーの案内と一致し、「薄く」は当サイトの提案です。何分以内に塗るとよいかは研究で答えが分かれているので(乾燥肌の記事)、数字は決めていません。

脂性肌の洗顔料は朝夜の1日2回を提案——回数を増やしても、皮脂は約2時間で戻る

顔全体が朝からベタつく人には、洗顔料は朝と夜の1日2回を提案します。テカるからといって、3回・4回と増やす必要はありません。ここでいう回数は洗顔料を使う回数のことで、ぬるま湯だけですすぐのは数に入れていません。

根拠の1つ目は、日本皮膚科学会のガイドラインです。ニキビのある人に「1日2回の洗顔を推奨する」としていて(尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023)、推奨度はC1、ガイドラインの区分では「選択肢の一つとして推奨」にあたる強さです。

2つ目は、ニキビのある男性が1日1回・2回・4回に分かれて、6週間洗顔を続けた試験です(Choi ら 2006)。3つのグループの間に統計的な差はなかったものの、1回のグループでは赤みや炎症のあるニキビが増え、2回のグループでは一部のニキビが減っていました(どちらもグループ内の変化)。

研究者は1日2回に「わずかな支持がある」とまとめ、ガイドラインの解説は4回のグループに脱落例があったことにも触れています。ただ、ニキビのある人の試験で、40代の脂性肌で確かめたものではありません。

3つ目が、冒頭で触れた「皮脂は約2時間で普段の量に戻る」という研究です(Rode ら 2000)。洗う回数を増やしても、洗顔だけでテカりに追いつくのは難しいでしょう。

だから3回目を洗うかわりに、昼にテカったら押さえて日焼け止めを塗り直すことを提案します(混合肌の記事)。運動で汗をかいた後も、ぬるま湯で流して保湿と日焼け止めを塗り直せば、洗顔料の回数は増やさずに済みます。

洗うときに気をつけたいのは、回数より「こすらない・熱いお湯にしない・すすぎ残さない」の3つ。スクラブ洗顔は有効性が確立していないとガイドラインの解説にあり、毎日はすすめません。

「洗いすぎると、かえってテカるのでは」と聞いたことがあるかもしれませんが、それを直接示した研究は見つかっていません。かといって回数を増やす理由もないので、洗顔料は朝夜の2回までにしておきましょう。

脂性肌でも保湿は省かない——ニキビ治療中の男性の試験と当サイトの考え方

「ベタつくから保湿はしない」と決めている人もいるでしょう。けれど、テカっていることと、うるおいが足りていることは別の話です。

ニキビ治療薬を使う日本人男性18名の試験——治療薬による乾燥が、保湿した側だけ和らいだ

ニキビの塗り薬で治療中の日本人男性18名が、治療薬による乾燥に対して、顔の片側だけに保湿剤を塗った試験があります。4週間の結果、保湿した側で角層の水分と乾燥感が改善し、治療の効き目は落ちませんでした(Munehiro ら 2012)。

ただし、これはニキビの治療薬による乾燥を和らげる目的の試験で、治療していない脂性肌の人で同じかは分かりません。皮脂の量も調べていない研究です。

ですから「脂性肌でも保湿を省かず、量で調整する」は試験の結果をそのまま当てはめたものではなく、当サイトの提案です。なおガイドラインも、ニキビのある人がニキビ用の基礎化粧品を使うことを「選択肢の一つとして推奨する」としています(推奨度C1)。

量は「薄く」から——乾燥肌の筆者が午前で物足りなくなった軽さ

保湿剤の効き目は使う量と続けやすさに左右され、油っぽさは続ける妨げになる、という指摘があります(Lodén 2003・乾燥肌についての総説)。そこで脂性肌には「軽いものを、続けられる量で」と当サイトでは考えています。

CeraVe PMは、乾燥肌の筆者が7日中6日「午前から保湿切れ」と記録した乳液です。ベタつきはなく乳液とクリームの間くらいの感触で、「夏場なら男性にはおすすめ」とも書き残していました。その軽さを踏まえ、量は次の順で決めることを提案します。

  1. まず顔全体に薄く広げ、届かなかった所にだけ少し足す
  2. 夕方に額・鼻のベタつきが気になるなら、翌日から額・鼻だけさらに薄く(それでも省かない)
  3. 頬がつっぱるなら、頬だけ少し足す
  4. 変えるのは1回に1項目だけ。数日は同じやり方で様子を見てから、次を変える
  5. 赤み・しみる感じ・ヒリつきが出たら、量ではなくその製品を中止する(後述)

元化粧品原料開発技術者として補足すると、全成分の並び順からは油分の量を比べられず、軽さは使った感触で判断するしかありません。合わないと感じたら、製品を替える前にまず量を見直してみてください。

脂性肌の季節の調整——夏は保湿を薄く、冬は頬だけ足す

日本人男性の測定では、皮脂は鼻以外の部位で夏に増え、はっきり増えたのは額でした(大西ほか 2007)。高温多湿で脂っぽさが変わるという総説もあり(Sakuma ら 2012)、製品は替えずに量で合わせることを提案します。

夏は、保湿を額・鼻だけさらに薄くします(省かない)。日焼け止めは薄くせず、汗をふいたら塗り直してください。筆者もCeraVe PMについて、「夏場は皮脂量が増えるので選択肢に」と記録していました。

冬は、朝の頬のつっぱりが普段より強い日が数日続いたら、頬だけCeraVe PMを少し足します(メーカーの目安ではありません)。2〜3日続けても頬だけ乾くなら混合肌かもしれないので、肌タイプ診断で確かめ直し、混合肌のスキンケアの塗り分けを試してみてください。寒い時期はお湯を熱くしないことも忘れずに。

サインが消えたら量を元に戻し、季節の変わり目にまた肌の様子を見てください。

敏感フラグがある人は、まず日焼け止めだけ替える——しみる製品が分かるなら、その製品を先に中止

「敏感フラグ」(髭剃り後にしみる・赤くなる等)が立った人も手順は同じで、原因の製品が分かるかどうかで対応が変わります。

原因の製品が分からないときは、まずビオレUVだけを、ミノン UVマイルドミルクかキュレル 潤浸保湿 UVエッセンスに替えます。基本3本で全成分にエタノールと香料を含むのはビオレUVだけで、CeraVeの2本にはどちらの表示もないからです(誰にでも刺激になるわけではなく、先に避けておく考え方です)。

特定の製品を塗るとしみる・赤くなるときは、洗顔料でも保湿でも、日焼け止めの入れ替えを待たずにその製品を先にやめてください。

役割基本3本原因の製品が分からないとき
洗顔料CeraVe フォーミングそのまま
保湿CeraVe PMそのまま
日焼け止めビオレUVミノン UVマイルドミルク
または キュレル 潤浸保湿 UVエッセンス

ミノンとキュレルUVはどちらも医薬部外品で、紫外線吸収剤なし・無香料・アルコールフリーの表示があり、屋外に長くいる日が多いならミノン(SPF50+・PA++++)、通勤程度ならキュレル(SPF30・PA++)が表示からの提案です。

キュレルUVは筆者が通勤時に使っている1本で、保湿感がしっかりある分、皮脂の多い人には重めかもしれません。入れ替えは1本ずつ(理由は混合肌の記事)で、赤み・痛み・しみる刺激が続く場合は皮膚科を受診してください。

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基本3本に慣れたら1本ずつ足す——朝のビタミンC・夜のレチノールと費用の目安

美容液は基本3本に慣れてから1本ずつ。CeraVe PMにナイアシンアミドが入っているので、足すなら朝のビタミンC、数日〜1週間後に夜のレチノールが当サイトの目安です。足す順番は乾燥肌の記事と同じで、製品は塗った後のベタつきで選びました。

ただし、赤み・しみる感じ・粉ふきがあるうちは足さないでください。足した後に赤み・かゆみ・刺激が出たら中止し、続くなら皮膚科へ。

朝のビタミンCは、ベタつかなかったMad Hippie

Mad Hippie ビタミンCセラム(海外製品)は、乾燥肌の筆者が使い切ったときのメモが「適度にしっとりしており、ベタつきもない」でした。エタノールの表示はなく、メーカーは朝の使用を勧めています(ビタミンC美容液の比較)。

ドラッグストアなら、メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液(医薬部外品)も候補で、液はさらさら、筆者の記録ではベタつきはほぼゼロ。ただ無水エタノールと香料を含むので、それを避けたい人にはMad Hippieも候補です(合うとは限りません)。

夜のレチノールは、サラッと伸びるRoCカプセル

RoC レチノール コレクション ナイトセラム カプセルは塗り心地がサラッとしていて、筆者の夜7日間の記録でもベタつきは少なめでした(レチノール3製品レビュー)。メーカーは香料なしと表示し、日中はSPF30以上の日焼け止めを、と案内しています。

国内のクリームなら、エリクシール シュペリエル レチノパワー リンクルクリーム ba(医薬部外品)も候補で、筆者の記録は直後・5分後・翌朝とも「ベタつきなし」。目元や口元などに少量使う部分用のクリームで、香りつきです。

足した後の朝夜の順番

タイミング使うものポイント
朝①
洗顔料
CeraVe フォーミングぬるま湯で流す
朝②
ビタミンC
Mad Hippie洗顔の後・保湿の前に
朝③
保湿
CeraVe PM薄く全体に。額・鼻も省かない
朝④
日焼け止め
ビオレUV顔に1円玉1個分×2回、首にも
夜①
洗顔料
CeraVe フォーミングぬるま湯で流す
夜②
レチノール
RoC カプセル乾いた肌に。初めは1日おきから。使わない夜は③へ
夜③
保湿
CeraVe PM時間をあけずに薄く

朝と夜に分ける理由は朝C・夜Aの併用ガイドで。メラノCCの美容液に替えるなら製品の表示どおりの順番で、エリクシールは夜③の保湿の後に、頻度も表示どおりに使ってください(資生堂公式の案内)。

・RoC レチノール コレクション(iHerb)

・Mad Hippie ビタミンCセラム(iHerb)

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費用の目安——1g・1mLあたりの値段と筆者の使用記録

1本のもちは量や回数で変わるため、月額ではなく1g(mL表示は1mL)あたりで比べました。

役割製品価格/容量1g・1mLあたり筆者の使用記録
洗顔料CeraVe フォーミング2,980円/236mL※1約13円/mL使い切り
洗顔料メラノCC 酵素洗顔787円/130g※2約6.1円/g約2週間使用
保湿CeraVe PM4,446円/89mL※3約50円/mL顔と首に朝夜。28日で使い切り
日焼け止めビオレUV985円/100g※4約10円/g顔・首・腕に使って40日で使い切り
日焼け止めミノン1,380〜2,312円/80mL※5約17〜29円/mL顔・首に使用
日焼け止めキュレルUV1,760円/50g※6約35円/g通勤時に顔・首に使用。使用中

※1 Amazonの表示価格(並行輸入品・2026年10月10日確認)
※2 公式サイトの価格(2026年7月25日確認)
※3・※4・※6 筆者の購入価格
※5 販売店による価格の幅(2026年7月3日確認)

比べられるのは同じ役割・同じ単位どうしで、日焼け止めのg表示ではビオレUV(約10円/g)がキュレルUV(約35円/g)より安く、洗顔料はmLとgで単位が違うため直接は比べられません。同じ1回量なら、洗顔料は朝夜2回使うぶん1日1回より早く減ります。

脂性肌のスキンケアでよくある質問

Q. 昼にテカったら、あぶらとり紙で押さえていいですか?

A. 押さえてかまいません。ただ、押さえるとSPFが下がったという研究があるので(Sampattavanich ら 2021・背中で調べた11名、ほとんどが女性)、顔を洗い直すより、押さえた所に日焼け止めを少量重ねるのが当サイトの提案です(混合肌の記事)。

Q. 化粧水は使ったほうがいいですか?

A. 本記事の手順には入れていません。要否はどちらとも言い切れないので(乾燥肌の記事)、使って調子がよい人は洗顔後・CeraVe PMの前にどうぞ。

Q. ニキビがあるときは?

A. ガイドラインはニキビのある人に1日2回の洗顔を推奨し、ニキビ用の基礎化粧品の使用も選択肢の一つとしています(前述)。基本3本はいずれもニキビを防ぐ効能をうたった製品ではないので、新しい製品で増えたと感じたら中止し、赤く腫れる・痛む・増え続けるときは皮膚科へ。

Q. 保湿すると、余計にテカりませんか?

A. 保湿で皮脂が増えるか減るかを確かめた研究は、見当たりません。テカりが気になるなら、省くより先に量を減らし、額・鼻はさらに薄くしてみてください(量の決め方)。

Q. 脂性肌は「インナードライ」ではないのですか?

A. インナードライは化粧品業界の呼び方で、医学用語ではありません。「乾燥すると皮脂が増える」を直接示した研究も見つかっていないので、本記事も肌タイプ診断と同じく、その説明はとっていません。保湿を省かない理由は前述のとおりです。

Q. 朝と夜で洗顔料を替えたほうがいいですか?

A. 替えなくてかまいません。CeraVe フォーミングは時間帯の指定がなく、メラノCCも「朝晩の洗顔に」との案内です(敏感フラグがある人は香料を避けてCeraVeで)。

Q. 今使っている洗顔料・保湿・日焼け止めのままでもいいですか?

A. かまいません。順番と、保湿は全体に薄く・届かない所だけ足すという量の決め方は同じで、しみる・赤くなる製品があればその製品から中止してください。

まとめ——朝からベタつくなら洗顔料は朝夜2回、保湿は省かず薄く。今夜の洗顔後から

  • 顔全体が朝からベタつく人は、朝は洗顔料→保湿(薄く全体に)→日焼け止め、夜は洗顔料→すぐ保湿
  • 洗顔料は1日2回まで。昼のテカりは押さえて、日焼け止めを塗り直す
  • テカっても保湿は省かない。ベタつくなら量を減らし、1回に1項目ずつ、季節で量を合わせる

最初の一歩は、今夜の洗顔後に手持ちの保湿かCeraVe PMを顔全体に薄く塗り、明日の昼のテカり方と頬のつっぱりを見ること。洗う回数と塗る量を決めておけば、テカりに振り回されずに肌の変化を確かめられます。肌タイプがまだの方は肌タイプ診断から、頬だけ乾く人は混合肌のスキンケア、乾燥肌の人は乾燥肌のスキンケアもどうぞ。

この記事で使った基本3本

朝夜の洗顔料 → CeraVe フォーミング フェイシャルクレンザー

朝夜の保湿 → CeraVe PM フェイシャル モイスチャライジング ローション

朝の日焼け止め → ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

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参考文献