ミドル世代男性の正解|肌タイプ別おすすめ洗顔料5選【第7回】
これまでの記事では、「自分の肌を知ること」の大切さをお伝えし、肌タイプの解説や診断チャートを紹介してきました。
「まだチェックしていないよ」という方は、まずはこちらで自分の肌質を確認してみてください。
「自分の肌質は分かったけど、じゃあどんな洗顔料を使えばいいの?」——そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
店頭やネットには「敏感肌に」「エイジングケアに」「男性用」など、いろんなコピーが並んでいます。でも、肌タイプに合っていない洗顔料を選ぶと、せっかくの努力が逆効果になってしまうことも。
そこで今回は、元化粧品原料開発技術者の筆者が実際に使い込んだ肌タイプ別おすすめ洗顔料5選を紹介します。
カタログスペックを並べただけの記事ではありません。5本のうち4本は1本を使い切るまで使いました(メラノCCだけは家族と共用していたため、私自身の使用は約2週間です)。日々の使用メモをもとに、泡立ちや刺激の少なさなど8項目を★で評価しました。
良かった点だけでなく、「初日に刺激を感じた」といった正直な記録もそのまま載せています。読み終わる頃には、自分の肌に合う1本が絞り込めるはずです。
まずは結論|5製品の比較表
先に全体像をお見せします。詳しい理由や使用感は、このあと1本ずつ解説します。
| 製品名 | 向いている肌タイプ | 洗浄タイプ | 主要な★評価 | 価格・容量 | 1mLあたり実売 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 肌ラボ 極潤ヒアルロン泡洗顔 | 乾燥肌・敏感肌 | ポンプ式泡 | 刺激の少なさ★5 コスパ★5 | 600円・160mL (Amazon・2026年8月31日確認) | 約3.8円 | 乾燥・刺激をとにかく避けたい人 |
| La Roche-Posay トレリアン フォーミングクレンザー | 敏感肌(成分をシンプルにしたい人) | 石けんベースのクリーム状フォーム | 保湿感★5 刺激の少なさ★5 | 3,630円・125mL (公式・2026年9月4日確認) | 約29円 | 成分数を絞りたい敏感肌の人(乾燥が強いなら洗顔後に保湿を) |
| CeraVe Foaming Facial Cleanser | 脂性肌(敏感寄りもOK) | ジェル | 刺激の少なさ★5 洗浄力★4 | 3,200円・473mL (楽天・2026年8月31日確認) | 約6.8円 | 皮脂は落としたいが低刺激にこだわる人 |
| COSRX Low pH Good Morning Gel Cleanser | 混合肌 | 低pHジェル | 洗浄力★4 保湿感★4 | 1,500円・150mL (楽天・2026年8月31日確認) | 約10円 | 洗いすぎを避けたい混合肌の人 |
| メラノCC ディープクリア酵素洗顔 | 脂性肌(毛穴・皮脂づまり) | 石けんベースのペースト(酵素・クレイ配合) | 洗浄力★4 コスパ★5 | 公式787円・130g(2026年7月25日確認) 実売Amazon 1,084円(2026年8月31日確認) | 約6.1〜8.3円(1gあたり) | 毛穴の汚れ・ざらつきが気になる人 |
※泡・ジェル・ペーストでは1回の使用量が違うため、1mLあたりの価格はあくまで目安です。実際のコスパは各製品の節で補足します。
肌ラボ「極潤ヒアルロン泡洗顔」|乾燥肌・敏感肌の定番

最初に紹介するのは肌ラボ「極潤ヒアルロン泡洗顔」です。
その名の通りヒアルロン酸を中心に保湿成分が豊富に配合され、「うるおいを守りながら洗う」ことを目的に設計された定番の一品です。
処方の特徴
洗浄成分はラウリルグルコシドなどのマイルドな界面活性剤が中心で、pHは弱酸性〜中性。肌バリアを壊しにくい処方です。
無香料・無着色・エタノールフリー・パラベンフリーの無添加設計も嬉しいポイント。
元原料開発技術者として注目したいのは、肌に吸着するタイプのヒアルロン酸を含む点です。洗い流す製品なのに保湿成分を肌に残そうとする、理にかなった設計だと感じます。
★評価(使用期間:長期使用・使い切り済み)
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 泡立ち | ★★★★☆ 4 |
| 泡切れ | ★★★★☆ 4 |
| 洗浄力 | ★★★☆☆ 3 |
| つっぱり感の少なさ | ★★★★☆ 4 |
| 刺激の少なさ | ★★★★★ 5 |
| 保湿感 | ★★★★☆ 4 |
| コスパ | ★★★★★ 5 |
| 続けやすさ | ★★★★☆ 4 |
使用感レビュー
ポンプを押せば、きめ細かく弾力のある泡がすぐに出てきます。泡立て不要なので、忙しい朝でも手軽に使えるのがポイント。
泡切れも良好で、洗い上がりはしっとりした感触です。
洗顔後のつっぱり感はほとんど気にならず、刺激を感じたことは一度もありません(刺激の少なさ★5)。
長期間使い続けても肌トラブルがなく、「迷ったらまずこれから」と言える安心設計です。
一方で洗浄力は★3と控えめ。皮脂の多い方には物足りない可能性がありますが、裏を返せば乾燥肌・敏感肌には「落としすぎない」ちょうど良さです。
コスパは600円・160mL(約3.8円/mL・2026年8月31日Amazon確認)と5本の中で最安。毎日続けるうえで、この価格は大きな強みです。
こんな人におすすめ
乾燥肌・敏感肌の方、洗顔後の乾燥や刺激をとにかく避けたい方に。コスパ重視で長く続けたい方にも向いています。
La Roche-Posay「トレリアン フォーミングクレンザー」|敏感肌向け・成分10種類の石けん系フォーム

2本目はラ ロッシュ ポゼ「トレリアン フォーミングクレンザー」です。
敏感肌向けブランドとして知られるラ ロッシュ ポゼの、泡立てて使うクリーム状の洗顔フォーム。2026年5月上旬から使い始め、1本を使い切りました。
5本の中では価格が突出して高い1本ですが、筆者の使用感評価では5本の中でいちばん高くなりました。ただし処方を見ると「誰にでも合う」タイプではないので、その点も含めてお伝えします。
処方の特徴
全成分は、水、グリセリン、ミリスチン酸、水酸化K、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ヤシ油アルキルグルコシド、EDTA-4Naの10種類だけ(公式サイト・2026年9月4日確認)。香料・着色料はもちろん、成分表に防腐剤の記載もありません。
骨格は、4種類の脂肪酸(ミリスチン酸・ステアリン酸・ラウリン酸・パルミチン酸)と水酸化Kを反応させたカリ石けんです。つまり中身はクラシックな石けん洗顔で、余分な皮脂や古い角質をすっきり落とす洗浄力はここから来ています。
そこにヤシ油アルキルグルコシド(ココナッツ由来のマイルドな洗浄成分)を補助として合わせ、石けん特有の脱脂力の強さを和らげています。さらに水の次に多いグリセリンが、洗い上がりのつっぱり感を抑える役割。ステアリン酸グリセリルはクリーム状の質感を作る乳化剤、EDTA-4Naは水道水のミネラルで泡立ちが落ちるのを防ぐ成分です。
元原料開発技術者の目で見ると、「成分数を最小限に絞る」という敏感肌向けの考え方を徹底した処方です。ひとつ注意したいのは、石けん系は一般にアルカリ性で、弱酸性の洗浄料に比べて洗顔後に乾燥やつっぱりを感じる場合があること。敏感肌でも乾燥が強い方は、洗顔後の保湿を心がけて使うのがおすすめです。
★評価(使用期間:2026年5月上旬から1本使い切り)
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 泡立ち | ★★★★☆ 4 |
| 泡切れ | ★★★★☆ 4 |
| 洗浄力 | ★★★★☆ 4 |
| つっぱり感の少なさ | ★★★★★ 5 |
| 刺激の少なさ | ★★★★★ 5 |
| 保湿感 | ★★★★★ 5 |
| コスパ | ★★☆☆☆ 2 |
| 続けやすさ | ★★★☆☆ 3 |
使用感レビュー
泡のキメが細かく、弾力のある泡で、感触は筆者の評価では5本の中で最も良好でした。石けんベースらしく洗浄力はしっかり感じるのに、洗い上がりはやさしい印象です。
意外だったのは洗い上がりのしっとり感です。石けん系はつっぱりを感じる人もいますが、突っ張り感はなく、しっとりしているのにベタつかない(保湿感★5・つっぱり感の少なさ★5)。保湿剤のグリセリンと補助洗浄成分のグルコシドが、この使用感に関係しているのかもしれません。時間が経っても乾燥感が少なく、私の使用期間中はピリつきやヒリつきを感じませんでした(刺激の少なさ★5・筆者個人の使用感です)。
難点は価格です。公式3,630円・125mL(約29円/mL・2026年9月4日確認)で、極潤の約8倍。感触は非常に良いのですが、毎日使う洗顔料としては続けやすさ★3、コスパ★2としました。
こんな人におすすめ
敏感肌で、成分をできるだけシンプルにしたい方に。同じ敏感肌向けでも、価格重視なら極潤、成分の少なさと使用感を優先するならトレリアン、という使い分けです。乾燥が強い方は、洗顔後の保湿を心がける前提で選んでください。
CeraVe「Foaming Facial Cleanser」|脂性肌向けの“さっぱり低刺激”洗顔

3本目はCeraVe 「Foaming Facial Cleanser」です。
アメリカ皮膚科学会(AAD)の公式サイトでも「皮膚科医がよく推奨するブランドの一つ」として紹介されています。皮膚科学の知見をベースに開発された信頼性の高い製品です。
処方の特徴
洗浄成分はラウロイルサルコシンNaなどマイルドな界面活性剤の組み合わせ。強い成分を単独で使うより、マイルドな成分を複数ブレンドする方が刺激は下がります。この基本に忠実な設計です。
特筆すべきは3種のセラミドとナイアシンアミドの配合。「落とす」と同時に「整える」ことを意識した処方で、pHも弱酸性。無香料・エタノールフリーの低刺激設計が徹底されています。
★評価(使用期間:長期使用・使い切り済み)
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 泡立ち | ★★★★☆ 4 |
| 泡切れ | ★★★☆☆ 3 |
| 洗浄力 | ★★★★☆ 4 |
| つっぱり感の少なさ | ★★★☆☆ 3 |
| 刺激の少なさ | ★★★★★ 5 |
| 保湿感 | ★★★☆☆ 3 |
| コスパ | ★★★★☆ 4 |
| 続けやすさ | ★★★★☆ 4 |
使用感レビュー
テクスチャーはジェル状で、手で泡立てて使うタイプ。泡はやや粗めながら弾力があり、余分な皮脂をすっきり落とします。
それでいて刺激は一切感じません(刺激の少なさ★5)。
正直に書くと、乾燥肌の私には保湿感が物足りず(保湿感★3)、洗い上がりに軽いつっぱりを感じることもありました。
ただしこれは乾燥肌寄りの筆者が感じた話です。皮脂の多い脂性肌なら、このさっぱり感がちょうど良く働く可能性が高いと感じます。
473mLの大容量ボトルで、約6.8円/mL(3,200円・2026年8月31日楽天確認)。買い替え頻度が少なく済むのも、続けやすさの一因です。
こんな人におすすめ
脂性肌で、皮脂はしっかり落としたいけれど刺激は避けたい方に。シンプルな低刺激処方を好む方の毎日の1本に向いています。
COSRX「Low pH Good Morning Gel Cleanser」|混合肌向けの低pHジェル

4本目はCOSRX「Low pH Good Morning Gel Cleanser」です。
製品名の通り低pH(弱酸性)にこだわったジェル洗顔です。「Good Morning」の名前から朝専用に見えますが、処方としては朝晩どちらにも使えます。
今回、約9週間かけて1本を使い切りました。使い始めから使い切りまでの記録をそのままお伝えします。
処方の特徴
洗浄成分はコカミドプロピルベタインとラウロイルメチルイセチオン酸Naのマイルドな組み合わせ。
さらにティーツリー葉油と、ベタインサリチル酸(古い角質を洗い流す目的で化粧品に配合される成分)を配合しています。
元原料開発技術者の目で見ると、「皮脂は落としつつ、洗いすぎない」ことを狙った弱酸性(低pH)の設計だと読み取れます。朝の軽い洗顔にも夜の洗顔にも使えるので、1本で回せるのが実用上の利点です。
★評価(使用期間:約9週間・1本使い切り)
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 泡立ち | ★★★★☆ 4 |
| 泡切れ | ★★★☆☆ 3 |
| 洗浄力 | ★★★★☆ 4 |
| つっぱり感の少なさ | ★★★★☆ 4 |
| 刺激の少なさ | ★★★☆☆ 3 |
| 保湿感 | ★★★★☆ 4 |
| コスパ | ★★★★☆ 4 |
| 続けやすさ | ★★★★☆ 4 |
使用感レビュー(9週間の記録)
正直に書きます。初日はティーツリー油の匂いが気になり、軽い刺激感もありました。泡切れも若干悪く感じ、第一印象は決して良くありませんでした。
ところが1週間ほどで匂いに慣れ、刺激も感じなくなりました。3週目以降は刺激なしで安定し、翌朝の突っ張りもなし。結局、約9週間で気持ちよく1本を使い切りました。
刺激の少なさを★3にしたのは、この初日の経験からです。人によってはティーツリー油が刺激になるかもしれません。初めて使う際は、腕の内側などでのパッチテストをおすすめします。
価格は1,500円・150mL(約10円/mL・2026年8月31日楽天確認)。9週間(63日換算)で1本なら1日あたり約24円(目安)で、数字にすると続けやすい水準です。
こんな人におすすめ
混合肌の方、洗顔を「水だけ」か「しっかり洗う」かで迷っている方に。低pHジェルという中間の選択肢が、朝晩どちらでもちょうど良い落としどころになります。
メラノCC「ディープクリア酵素洗顔」|毛穴の汚れ・古い角質に毎日使える酵素洗顔

最後はロート製薬のメラノCC「ディープクリア酵素洗顔」です。
酵素洗顔というとパウダー分包型の「週1〜2回のスペシャルケア」を思い浮かべる方が多いはず。本品はチューブ入りで朝晩毎日使えるタイプという点がユニークです。
家族と共用していたため、私自身の使用期間は約2週間です。2026年8月31日に実物のラベルで全24成分を照合したうえでレビューします。
処方の特徴
ベースは石けん素地の泡。そこにプロテアーゼ(酵素)とカオリン(クレイ)という2つの洗浄成分を重ね、毛穴の汚れや古い角質を洗い落とす設計です。
「メラノCCといえばビタミンCでは?」と思う方もいるでしょう。本品にもアスコルビン酸(ビタミンC)が入っていますが、ラベル上の役割は整肌保湿成分です。
本品は化粧品であり、同ブランドの美容液(医薬部外品)とは区分が異なります。効能はあくまで「洗浄」の範囲で考えるのが正確です。この区別を明記しているレビューは意外と少ないので、覚えておいて損はありません。
★評価(使用期間:約2週間・家族と共用)
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 泡立ち | ★★★★☆ 4 |
| 泡切れ | ★★★★☆ 4 |
| 洗浄力 | ★★★★☆ 4 |
| つっぱり感の少なさ | ★★★★☆ 4 |
| 刺激の少なさ | ★★★★☆ 4 |
| 保湿感 | ★★★☆☆ 3 |
| コスパ | ★★★★★ 5 |
| 続けやすさ | ★★★★☆ 4 |
使用感レビュー
柑橘系の香りで、洗い上がりは石けんらしいさっぱり感。
それでいてジグリセリンなど保湿剤が厚めに配合されているおかげか、きしみやツッパリは感じません。
ただし洗顔後しばらくすると乾燥感が出てきます(保湿感★3)。乾燥肌の方が毎日使うには不向きで、皮脂の多い脂性肌の方にこそ合う1本だと感じています。
価格は公式787円・130g(2026年7月25日確認)、実売はAmazonで1,084円(2026年8月31日確認)。1gあたり約6.1〜8.3円で、酵素・クレイ入りでこの価格はコスパ★5としました。
こんな人におすすめ
脂性肌で、毛穴の汚れや皮脂づまり、肌のざらつきが気になる方に。同じ脂性肌向けでも、シンプルな低刺激重視ならCeraVe、毛穴・角質の悩み軸ならメラノCC、という使い分けです。
まとめ|肌タイプ別の選び方

最後に、5本の振り分けをもう一度整理します。
- 乾燥肌・敏感肌 → 肌ラボ 極潤ヒアルロン泡洗顔
- 敏感肌×成分をシンプルに → La Roche-Posay トレリアン フォーミングクレンザー
- 脂性肌×シンプルに低刺激 → CeraVe Foaming Facial Cleanser
- 混合肌×洗いすぎを避けたい → COSRX Low pH Good Morning Gel Cleanser
- 脂性肌×毛穴・皮脂づまり → メラノCC ディープクリア酵素洗顔
5本とも比較的刺激の少ないものを選びましたが、肌質には個人差があります。とくに敏感肌の方は、いきなり顔に使わず、腕などでパッチテストを行ってからの使用をおすすめします。
「自分の肌タイプがまだ分からない」という方は、肌タイプ診断の記事から読んでみてください。肌質が分かれば、この記事の比較表がそのまま買い物リストになります。
なお、以前ご紹介していたFIRST AID BEAUTY「Pure Skin Face Cleanser」は、国内での入手が難しくなったため掲載を終了しました。
皆さんの製品選びの参考になれば嬉しいです。
では、また!

