書籍紹介

40代後半からでも『夢』を見つけるための21の方法

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 こんにちは。今回紹介する本は前から知ってはいたんですが、正直もう関係ないだろうと完全スルーしていました。だって、正直40代後半のおっさんが今更夢みつけるって・・・痛い人やんって思っていました。で、ある人からこの本をお勧めされて、そのときも「うーん」って思ってたんですが、まぁ読まずになんか言うのも違うやろって思ったので、まずは図書館で借りて読んでみました。。。で、感想はガネーシャ様の言葉が心に刺さりまくりまして、皆さんに紹介したいと思った次第です。本のタイトルは「夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク」

 超あらすじですが、ブラックな上司の下で働いている主人公が、精神的にも肉体的にも疲れ果てたある日「ガネーシャ様」と出会います。ガネーシャ様からの21の課題をこなすうちに夢のある人生の素晴らしさに気づいていく物語です。軽妙な文章でとても読みやすい本になっています。

夢をみつけるための21の方法

 ガネーシャ様は主人公が「本当の夢」を見つけるために、全部で21の課題を出します。その21の課題はすべてやろうと思えば誰でもできることです。この中から、特に私の心に刺さった5つの課題について紹介したいと思います。

好きな匂い・物・人・場所を見つける

主人公はガネーシャ様に好きな匂いを探せと言われます。主人公は会社やいろんな場所で好きな匂いを探しますが、なかなか見つかりません。そんなときもんじゃ焼きの店の前を通ったとき、昔を思い出して懐かしい気持ちになり、好きな匂いにたどり着きます。

自分はな、会社でも学校でも家庭でも、周囲の評価を気にして生きてきたんや。会社も、学校も、住む家も、服装も、付き合う異性も、趣味も、食べ物までも、『人から認められるか』『人が欲しがるものか』で選んできた。そして、そういう生き方を続けるうちに、人からの評価を優先するのが当たり前になってもうた。やりたいことやのうて『やるべきこと』を優先することで自分の気持がわからへんようになってもうたんや

 うぐ、い・・・痛い。そのとおり・・確かにみんなに羨ましいと思われたい。有能と思われたい。意識下、無意識下ともにそんな基準でいろんなことを選択してきた気がする。確かに経験上、仕事でも、上司や周りの目を気にして選択した結果は大概ろくなことにならなかった。ろくなことにならないと他人のせいにしたくなっていたなぁ。うまくいくときは自分の選択というものが合ったと思う。

 だいぶ昔のことになるけど、高校生のコース選択の時、本当は理系のコースに行きたかったけど、先生から勧められたコースに行ったら後悔したもんなぁ。で、浪人して理系に転向して、理系の大学に行ったら、人生良くなったもんなぁ。

、自分の頭と心には『他人の好み』がベッタリと張り付いてもうてるからな。でも、それを少しずつ、少しずつ剥がしていって、自分がほんまに好きなもんを掘り起こすんや。そうすれば、自分が本当にやりたいこと−夢−も、おのずと見えてくるからな

 確かに今好きと思っていることが、本当に好きかどうかわからなくなってきた。でも、ガネーシャ様、本当に好きなものをどうやって見るけるかがわかりません・・やっぱり、主人公みたいに自分で色々と探して見つけるしかないんですかね〜・・・というわけで、私も主人公と同じようにまずは好きな匂いから探そうと思います。ふと思い出したけど、子供の頃、オヤジの服の匂いが好きだったな。。。あーいうのが好きっていうことなんだろうなぁ。好きな匂いかぁ〜今まで意識してなかったなぁ。

生活に初めてを取り入れる

たとえば君は、毎朝、同じ時間に同じ道を通り同じ電車に乗って会社に向かっている。普段入る店も、そこで注文するものも、いつも同じだ。たまに遠出をしたところで、あらかじめ決めたこと以外の行動はしない。なぜだ?

 好奇心は強いほうだと思っていたが、確かに振り返ると同じ行動をしてる自分がいる。食べ物やお店でお気に入りを見つけてそれを変えない自分がいるなぁ。

失敗しなくない』『嫌な思いをしたくない』という思いに人生の手綱を握られてしまっているからだ!そして、それこそが、人生で最も確実に失敗し、嫌な思いをする方法なのだよ!

 このような気持ちは持っているな。失敗したところで大した問題にならないのに。『うまくやろう』と安全なわかりきった選択をしているなぁ。。。知らず識らずのうちに、失敗への道を歩んでいたのか・・・

最高の『楽しい』は、必ず『分からない』を含む

 この言葉はぐっときた。どこかで使おう!子供にも知ってほしい言葉だなぁ。もうすぐ誕生日で、次の一年の目標を建てるときに、毎月初めてを取り入れる目標をたてようと思いました。

自分の感情・感覚を丁寧に観察する

レオナルド・ダ・ヴィンチくんが『創造しようとするならば、直感に従いなさい』と言い、スティーブ・ジョブズくんが『自分が本当になりたい姿を知っているのは、自分の心だ』と言い、ショーペンハウアーくんが『私たちの幸福に役立つものは、人間が外に持っているものではなく、内に持っているものだ』と言った。

く・・名言が心に刺さります。

自分に元々備わっている大いなる力に蓋をしたまま偉業を成し遂げた人間など、この世界には一人もいない

 やはり自分の感情や感覚にきちんと向き合うのは大事だなぁ。私自身もこの大切さには共感できます。昔はどうやって自分の感情や感覚に向きあうのか分かりませんでしたが、『マインドフルネス』をやるようになってから、うまく向き合えるようになった気がしてます。やり始めて2年位経ちますが、呼吸に集中しながら、いろんな考えが浮かんできて、「あ、オレ今こんなことで悩んでるんだなぁ」とか「これが嬉しかったんだなぁ」とか客観的に見られるようになってきました。これって「瞑想」に近いのかなぁ。今後も続けて行こうと思います。

怒りの気持ちを伝える

今日、自分は課長に対して、これまでずっと口に出せへんかった『怒りの気持ち』を伝えたわけや。これはほんまに大事なことやで。もちろん、怒りを伝えるちゅうても大声で叫んだり、やたらめったらキレてええちゅうわけやないけど、自分が傷ついて苦しんでいることをちゃんと相手に伝えることが、自分を大事にすることつながんねんな

「アンガーマネジメント」の研修を受けたことがあるけど、ここでもアンガーマネジメントは怒らないことじゃない、怒っていいけど、伝え方大事と言っていたことを思い出しました。

 ガネーシャ様の言葉とアンガーマネジメント研修でのことがつながって、かなり腹落ちしたなぁ。「自分が傷ついて苦しんでいることをちゃんと相手に伝える」ちゃんと相手に伝えるということが大事だな。キレたり叫んだりしてたら伝わらないもんな。言葉の表面だけを切り取って、売り言葉に買い言葉にならないように気をつけねば。

自分と同じ痛みを持つ人を助ける

”本物の夢”ちゅうのはな、自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うことなんやで

夢ちゅうのはな、『自分はこういう風になりたい』『こういう世界を作りたい』ちゅう思いや。そして、その元になるのは、怒りや悔しさ、他社への羨望・・・色々な感情があるんやけど、一言で言うたら、『エゴ』やな

人は『誰かのために』『世の中のために』ちゅう建前だけでは頑張り切られへん。自分自身のために頑張ること−エゴが大きな力を生み出すんや。『痛み』に関しても、自分を傷つけた相手を見返してやりたいとか、傷つけられへんだけの力を手に入れたいて考えるとエネルギーがわいてくるもんやろ。せやけどな・・・・エゴだけの力では、できることが限られてまう。成し遂げたいことが『自分』ちゅう範囲にとどまってまうからな。でも、自分と同じような境遇の他者を救いたい、他者を救うことを通して自分を救いたいちゅう、自分と他者の境界線がなくなったときーーできることの範囲も、無限になるんや

 そうか今まで『夢』とか本当にやりたいことって、どこか自分の外にあるようなどこか他人事のように感じていたけど、自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うことが夢なんかぁ・・・あ・・なんか、今「夢」と自分自身がつながった気がする。自分自身を救いたい痛みはなんだろう?これは深堀りしていく価値はありそうだ。最後はありきたりの言葉になっちゃうんだけど、夢を見つけるためには『自分自身と深く向き合うこと』から始めることが重要なんだなぁって思いました。

まとめ

 まとめというほどのことではないんだけど、この本を読んで、自分のこれからの人生について改めて考えさせられた一冊でした。幅広い年代、老若男女、色んな人にオススメできる本だと思いますが、特に、漠然とこのままで良いのか?と思っている人自分の人生に変化を起こしたい人、そして、もちろん夢を見つけたい人にオススメですまずは、

私はこの本でもやっていたように、ちょっとお高めのホテルを予約して、ガネーシャ様の課題と向き合いたいと思います。夢が見つかれば最高ですが、私の人生の価値観である「喜びに満ちた快適な人生を送る」ヒントをつかめれば嬉しいな。

それでは!

created by Rinker
¥1,848 (2024/05/18 03:28:25時点 楽天市場調べ-詳細)