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15分でストレスを解消する方法

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 皆さん、在宅ワークやイベント自粛でストレス溜まっていませんか?15分間自然の中で過ごすだけで日ごろのストレスから解放され気分がよくなるということを教えてるくれるのが、今回紹介する「NATURE FIX」という本になります。

 皆さんは、キャンプや登山に行って自然に触れるとリフレッシュした感覚になりませんか?私は頭がクリアになる感覚が好きで、よくキャンプや登山をしたりするんですが、そもそもなんでそんな感覚が得られるんだろう?と思い、いろいろ調べてみるとNATURE FIXという本に出会いました。この本によると、どうやら自然と体の作用について科学的にも調査が行われているらしいので、本の中身について紹介していきたいと思います。

自然によるストレス低減の効果

 NATURE FIX によると1日あたり2-3時間の森林トレッキング、これを3日間行ったところ心拍数の低下、コルチゾールの低下、交感神経の活動低下、血圧の低下が観測され、NK細胞が40%もアップしたという研究があるとのこと。心拍数、コルチゾール等が下がるということはストレスが低減しているということなかなぁ。実際、自分の感覚としてキャンプや登山中はとても落ち着いたいい気分で過ごすことができているように感じますね。NK細胞増加があるということは病気にもなりくいってこと??森林浴すごいな。また、都会の公園を散歩するのでも効果があるみたい。ただ、都会の公園だとNK細胞の増加状態は長続きしないみたいです。

ストレス低減のメカニズム

 では、なぜこのような効果があるのか?嗅覚、聴覚、視覚が自然と触れることが大事みたいです。樹木からフィトンチッドという物質が発せられており(これは主にリモネンとかピネンとか言われる物質みたい)、これらを吸い込むことでストレスや血圧が低減し、NK細胞が増加するらしい。また、雨上がりの土のにおい成分であるゲオスミンはがんにも効果があるらしい。ということは、土が少ない舗装された公園は効果がうすいのかな。聴覚としては小鳥のさえずりや川のせせらぎを聞くことでα波が出やすくなるみたいです。視覚からは自然の風景にはフラクタルパターンがあり、これを見ることでα波が出たり、ストレスが回復したりするらしい。ちなみに、フラクタルは部分と全体が自己相似形になっているパターンので、葉っぱとか樹木の形とか自然の中にはいっぱいあるそうです。フラクタルパターンは狩猟採集時代から見慣れたパターンであり、視覚がスムーズに情報処理できるからこういった効果があるのでは?と本文中には書いてありました。びっくりしたのが、風景写真をみるだけでも効果があるみたい。さっそく私のPCやスマホの壁紙を風景写真に変えました。会社のカレンダーを風景写真のものにするのもいいかも。

どれくらい自然の中にいればいいの?

 5-15分自然に触れるだけでも効果があるみたいですが、できれば1か月に合計5時間等長く触れるほど効果があるようです。12週間自然に過ごすことで、重度の鬱が回復した例もあるとのこと。専門のお医者さんと相談して、自然とのふれあいも取り入れてみるのもいいのかもしれませんね。

 もっと詳しく知りたい方は「NATURE FIX」を読んでいただければと思います。作者のフローレンス・ウィリアムスさんの語り口も面白く、「おっぱいの科学」という本も執筆されているとのこと。まだ読んでいませんが、これはこれで興味があるなぁ。

 自然の中にいるとリラックスできるなぁって思っていましたが、科学的に研究されているとは思っていもみませんでした。また、この分野は日本や韓国の研究が進んでいるとのこと。「森林浴」っていう言葉もあるくらいですからね。これからは、キャンプや登山に行ったら、音楽聞いたりiPadで映画見たりするだけじゃなく、自然を見ながら、ぼーっと過ごして、ちゃんと五感を自然に触れさせなくちゃならないなぁ。と思ったしだいでした。

NATURE FIX  自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方 [ フローレンス・ウィリアムズ ]
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